口の中にカビ?口腔カンジダはどんな症状?

カンジダ症とはカンジダ属の真菌が原因で起こる病気です。真菌とはカビの一種で、元来体内、特に性器に住みつている常在菌の一種です。体内の免疫力が正常で、常在菌のバランスがとれていれば発症しませんが、免疫力の低下等の要因によって発症します。女性の5人に1人がカンジダ症を経験しているとも言われています。症状としては性器の強い痒みや、オリモノの増加や排尿痛、性交時の痛みなどがあります。

性器カンジダと同じ真菌が口内に感染した状態が、口腔カンジダです。口内の粘膜に白い苔状の付着物が観察されるので、素人目にも異常は発見できます。あたかも白い粘膜がかぶさったように見えるので、偽膜性カンジダ症と言われています。偽膜性カンジダ症の特徴の一つは、ガーゼ等で簡単にふき取れることです。剥がれた後には赤みが残ることがありますが、痛みを伴うことがないのも特徴です。

口腔カンジダの中には、萎縮性カンジダ症と呼ばれる症状もあります。これは表面に付着物は認められませんが、口内の粘膜が赤くなり舌の表面の突起物様の細胞が平板化し、舌全体が委縮してくるのが特徴です。痛みを伴いことが多いのも萎縮性カンジダ症の特徴で、舌に病変が出た場合には、味覚障害を伴うことがあります。

カンジダは常在菌として、性器にも存在しており身体状態に問題が無ければ無症状で経過します。口腔カンジダ症状が発生してくる場合には、何らかの基礎的疾患が存在していると考えられます。特に関係しているのは免疫機能の低下です。直接免疫機能を廃絶させる病気として重要なのは、エイズや白血病、抗がん剤使用による免疫機能の低下です。

免疫機能を低下させる病気としては、糖尿病も重要です。糖尿病では細菌感染により化膿しやすくなるだけでなく、カンジダなどのカビ(真菌)に対する抵抗力まで低下してしまい、口腔カンジダを発症することにつながる場合があります。これらの基礎疾患がある方は、口腔カンジダに注意が必要です。

口腔カンジダの原因とは?口内炎ができた時は注意

口腔カンジダに関連して、注意すべきなのはカンジダ性口角炎や難治性の口内炎を併発するリスクです。これらの病気の陰には重大な病気が隠れている場合がありますので、注意点と特徴について認識を深めておきましょう。

口角炎とは口をあいたときに、口の両端に炎症により痛みや腫れ、かさぶたなどを生じる病気です。
開口時に痛みがあるので、会話や食事の際に困難を伴うことがあります。口角炎がなかなか治らない場合には、カンジダ性口角炎の可能性があります。

カンジダによる口内炎は口の中にできた傷にカンジダが感染を生じることで発症することもありますが、多くの場合には全身状態の悪化を伴う慢性疾患が関与していることが少なくありません。
大人であれば悪性腫瘍による悪液質(ガン細胞が賛成する化学物質による病的な疲労症状)や血液疾患、子供や老人では、身体の免疫力が低下していることにより発症することが多く見られます。

口腔カンジダが原因となる病気の一つとして注意すべき症状としては、カンジダによる口内炎も忘れてはなりません。口腔カンジダでは白い粘膜状の物質が生成されますが、痛みなどの自覚症状に乏しいのが特徴です。しかしカンジダが原因の口内炎では、食事の際に痛みを伴い、白い苔が剥がれると傷になる出血をきたします。

特に口内炎症状では、痛みなどの自覚症状が強い他にも、敗血症などへの進展も懸念されます。通常の免疫力が備わっていれば発症することは無い疾患のため、口腔カンジダが口内炎を併発するまでになれば、免疫機能が相当程度低下していると想定されます。

従って口腔カンジダに対する抗真菌薬の投与の他にも、基礎疾患を突き止め適切な治療を行うことが何よりも先決されることになります。

繰り返すカンジダ、辛いですよね。しかしカンジダは他の性病と違い、自らの状態を整えることで発症を最小限に抑えることが可能です。自分が発症してしまう原因やきっかけを突き止めて、カンジダに苦しまない生活を取り戻しましょう!