エンぺシドクリームと膣錠はどう使い分ける?

カンジダ膣炎など真菌系の治療に使用されるエンペシドには、クリーム(カーネステンクリーム)と膣錠があります。カーネステンクリームは塗り薬で、カンジダにはじめて感染した場合に使用される薬剤で、膣錠は以前にカンジダ膣炎に感染した経験があり、再発した場合に使用が可能となる薬です。

カンジダ膣炎になると外側の皮膚に腫れや、我慢できないほどの激しいかゆみが現れ、おりものの量が増えることと、白いカッテージチーズのようなポロポロとした状態のおりものが出る症状が見られます。

エンペシドのクリームは、患部に薄く延ばして使用します。1日に2回から3回に分けて、かゆみや腫れのある患部の広さが手の平ほどの広さであれば、0.5cmほどの量を目安として塗りこみます。もしも、忙しさでエンペシドを塗り忘れても、量を2回分に増やして塗る事はいけません。きちんと1回の量を守って使用しましょう。

エンペシドの錠剤は、服用禁止です。エンペシドの錠剤の使用方法は、膣の内部に錠剤を直接入れてカンジダ膣炎を治療します。錠剤は膣内に入れなければならないので、エンペシドのクリームよりも難しいかもしれません。錠剤は1日に1錠、使用します。上手な挿入方法としては、中腰になって人差し指と中指に錠剤を挟み、薬剤を膣の奥に押し込みます。人差し指の指先に乗せて膣のなかに入れると、入れやすいようです。もしも、錠剤を入れ忘れてしまったら、気付いた時点で使うようにしましょう。次の機会に近い場合は、1回分を飛ばしてください。忘れたからといって1度に2錠もいれてしまうのは、問題外です。

エンペシドの効果は、真菌の細胞膜を構成するエスゴステールが作られるのを阻害して、さまざまな症状を改善します。クリームの皮膚の外側に塗りこみますが、刺激が強く、患部にただれやキズがある場合は使用を避けるようにしましょう。エンペシドは浸透性が高く、使用感も良いことから最も利用されている治療薬といえます。ただし、ただれが酷い場合には、刺激の少ない軟膏が処方されることもあります。

エンペシドクリームの使用上の注意

エンペシドのクリームは副作用も少なく、効果も高い薬剤です。イソミダゾール系抗真菌薬で、1976年から販売されています。カンジダに感染した際に処方されますが、注意することは1日に1回塗っただけでは、効果が1日続かないという点です。エンペシドのクリームは、1日に2回から3回に分けて患部に塗ることが必要です。皮膚に使用するのみで、服用禁止となります。

エンペシドのクリームを塗る前に、患部をきれいに洗っておきます。細菌が付着していると、薬の効果が落ちてしまいます。また、クリームに触れる手も、清潔にしておくべきです。クリームが汚染されてしまっては、さらに別の感染症を発症する可能性があるためです。クリームを使用できるのは、外側の皮膚のみになります。膣内には入れないように、注意してください。そして、クリームが付いた手で、目の角膜や結膜に触れないようにしましょう。患部がただれている場合にも、使用は控えます。

エンペシドのクリームを使用している時に、生理が来てしまったらどうすれば良いでしょう。もしも、生理がはじまった場合には、1度治療を休みます。生理中にエンペシドのクリームを塗っても、血液で薬剤が流れて仕舞います。クリームを使い始める時、生理の開始日に気をつけておきます。出来るだけ6日間、続けて治療できることが重要になりますので、生理日が分かっていればそれを避けてはじめることも良いかもしれません。ですが、1度治療を休んでも生理が終わった時点で再開すれば、問題はありません。忘れずに再開するようにしましょう。

エンペシドのクリームは、副作用は少ない治療薬です。接触皮膚炎や刺激感、発赤、紅斑などの副作用が現れたとしても、局所に留まり全身に重篤な症状がでることはありません。

繰り返すカンジダ、辛いですよね。しかしカンジダは他の性病と違い、自らの状態を整えることで発症を最小限に抑えることが可能です。自分が発症してしまう原因やきっかけを突き止めて、カンジダに苦しまない生活を取り戻しましょう!